一障がい

「障がい」について色々書くブログ。

若手福祉職員のあり方

ずいぶん久しぶりになってしまいました。

 

さて今日は、うちの事業所で購読しています、障害者福祉を専門に扱う月刊誌「さぽーと」を読んでいてのこと。

 

この雑誌、障害者福祉を学ぶ上では大変勉強になる月刊誌です。回覧で回ってきますが、毎回熟読しています。毎月のテーマ、例えば「相談支援の今後」「意思決定支援」などについて、有識者の見解を綴っております。

 

それ以外にも、若手職員の声や、福祉政策について意見が交わされるコーナーなどなど、読みやすく、興味深いコーナーも点在していますが、「集え!若職人」のコーナーを読んでいて思ったことを今日は書きます。

 

 

 

 

この「集え!若職人」ですが、金太郎飴みたいな若手職員ばかりで、いかにも真面目くんがそれらしく答えたインタビューばかりで毎回残念に思います。

 

 

「利用者さんに質の良いサービスを〜〜」

「保護者さんにも理解していただけるよう〜〜」

「先輩職員を見習って〜〜〜」

 

 

そんな当たり前のことを毎月毎月掲載して、同じ若手職員としては何の参考にもなりません。だってそんなの分かりきっているもの。

 

若手職員に求められている姿勢は、「右に倣え」なのでしょうか?

 

もちろん自分も「右に倣え」することがあります。それはあくまで自分の「提案」を通りやすくするため、信頼を築く必要があるからです。右に倣えする一方で、改善提案書書いたりしてます。そして、小さいところから変えていこうという意識で仕事しています。だって福祉業界ってIT化とか、製品製作工程とか、あらゆる点ですごく遅れているんだもの。真心込めた製品だったら売れるという時代はもうとっくに終わっていて、利用者さんの工賃向上のためには、消費者ニーズを加味した製品価値や、製造工程における生産性を高める努力が必要だと思うんです。

 

 

 

現場がチンタラやっている間に、法改正は3年に一回のペースで行われます。これも自分としては大きなニュースだと思っています。A型が淘汰されていく中、生き残れる就労A型施設はどんな方策が必要?今、企業ばりの経営能力が就労支援施設で求められています。

 

 

 

改めて。若手職員に求められる姿勢は、「右に倣え」なのでしょうか?

 

経営のことは施設長や事務員だけが考えればいい話なのか?

 

現場職員は目の前の利用者さんのサービスの質向上だけ考えればいいのか?

 

福祉職員キャリアパス対応初任者研修で聞いた、印象に残っている初任者の「指針」があります。

 

「バランスのとれた職員」を目指す

 

 

「バランス」って何でしょう???